カビが引き起こす病気

カビが引き起こす病気を総じて真菌症と呼びます。細菌やウイルスによる感染症と比べると認知度は低いものですが、実はあらゆる感染症の中でも発症率は高く、全人口の10%を超えるともいわれています。白癬菌(水虫・タムシ)のような皮膚表面に現れる症状のものから、人体の深部に症状が現れ重症化し、死に至るケースも存在します。

 空気中に無数に飛んでいる真菌を人は常時吸い込み体内に取り込んでいることになりますが、健常な人体には抵抗力が備わっているため発症を免れたり重症化せずに済むことがあります。しかし闘病中であったり過労時に細胞免疫力が低下すると真菌は繁殖場所と決め猛威を振るうため「日和見感染症」とも例えられます。一度重症化してしまうと完治させることは容易ではない真菌症も存在します。

カビの引き起こす主な健康被害

白癬菌・・・水虫
アスペルギルス・・・アスペルギルス症
トリコスポロン・・・夏型過敏性肺炎
クリプトコッカス・・・髄膜炎
クラドスポリウム
ぺニシリウム
フザリウム
ネオサルトリア・・・鼻炎・喘息症状・食中毒等
ピソクラミス
その他

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