数値で効果を証明できる検査を導入しています

今までは作業前後の写真とともに「こんなにカビがきれいになりました!」と目に見えて効果が実感できるカビ除去洗浄の様子をお伝えする投稿がほとんどでしたが、目に見えないところにも生えているカビというのもあります。

ということで、今回は弊社で導入しております、〈数値で効果を証明できる検査方法〉をご紹介いたします。

お風呂場の目地の黒く変色している部分、パッキンに付着している黒い斑点、のように「これはカビだ!」と目に見えてはっきりと判断できるものだけではありません。カビは空気中に常に存在しています。私たち人間はカビと共に生活しています。そしてカビの育成のもとになる栄養源、すなわち有機物や汚れも身の回りのあちこちに存在しています。

有機物の量、目に見えないカビが存在している可能性に気づくための調査にATP拭き取り検査というものがあります。
 
こちらの写真は測定中の様子です。計測したい箇所を綿棒で拭き取り、機械に入れるだけ!簡単に検査ができ、結果もその場ですぐに分かるので弊社も様々な作業時に活用しています。

画面に表示される数字は、カビの量ではなく正確には有機物に含まれるATP(アデノシン三リン酸)という物質の量です。有機物はカビの栄養源ですので、

「ATP値が大きい」 = 「有機物の量が多い」 = 「カビの栄養源が多い」 = 「カビが多い」「カビが繁殖する恐れが大きい」

となります。

 

とある作業前後に実施したATP拭き取り検査の結果です。

作業前

作業後

同じ箇所でも作業前後でこんなにも数値に差が出ます。最初はこの差に驚きました!見た目で効果がはっきりと分かるのがいちばん良いですが、やはり数値で証明されるとより効果が実感できます。

「カビが取れて見た目は綺麗になった」
「見た目ではカビが確認できず綺麗な感じはしている」

どちらの場合も、ATP拭き取り検査を実施して値が高いとなると、

・まだカビが取り切れていない
・天井裏や床下など、目に見えない箇所にカビが生えている

などの可能性が考えられます。そしてそのままにしているとカビがすぐに再発してしまったり、目に見える位置に発生してしまったりする恐れもあります。

カビ除去洗浄とセットで実施すればより安心です。実際にお客様にもすでに効果を実感していただいております!

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以上、今回はATP拭き取り検査のご紹介でした。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
それでは次回もお楽しみに。