〈社員ブログ35〉最近話題になったニュースと感じたこと《レジオネラ菌・カビ》

こんにちは。販売・広報担当のモリです。今回は最近カビやバクテリアに関するニュースを見聞きする機会が多かったので、それについてつらつらと書いてみました。↓ ↓

 

今月上旬にレジオネラ菌のこんなニュースが話題になっていましたね。多くの皆さんがご存知のことだろうと思います。

大浴場の湯の取り換えを年2回しか行わず、基準値の3700倍のレジオネラ属菌が検出された、福岡の高級老舗旅館「大丸別荘」の山田真社長が会見を開きました。

土の中や川などに生息するというレジオネラ属菌。専門家によると、菌が気道内に入り、肺炎を起こす恐れがあり、最悪の場合、死に至るといいます。

(引用:https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000289644.html、https://news.yahoo.co.jp/articles/a2854ffaaba12b46a2122e81be6503e8815dfa08)

レジオネラ菌は感染するとレジオネラ感染症を引き起こします。

レジオネラ感染症は、バクテリアによる健康被害としては大変恐ろしい病気で、「在郷軍人病」としても話題になりました。在郷軍人病は、1970年代、アメリカの在郷軍人(現役を離れた軍人)の集まりで、頭痛や呼吸困難、倦怠感を訴える人が集団発生したことに由来しています。このときの原因は、エアコンの冷却水にレジオネラ菌が繁殖していたことであろうと言われています。

この業界に入ってから ”レジオネラ菌” というワードを耳にする機会は増えましたが、このニュースがあったことで ”カビの業界ならでは” ではなく、温泉地という身近なところでレジオネラ菌の被害を被ることもあるんだということで、より自分ごととして考えるきっかけとなりました。

 

また、こんなニュースも目にしました。

ウイスキーの産地として、6つの蒸留所を抱えるテネシー州の町の住民が、「ウイスキー菌」による町を覆う黒カビや健康被害を訴えている。

ウイスキーなどの酒を蒸留する際には、エタノールを含んだ蒸気が発生する。この蒸気を好物とする菌は、地元住民から「ウイスキー菌」とも呼ばれており、町を覆う黒いカビの原因になっているのだという。

すすけた黒いカビが人々の家だけでなく、車や木、道路標識を覆い隠している。さらには呼吸する空気の安全性にも、疑問が投げかけられている。

(引用:https://sirabee.com/2023/03/04/20163033100/、https://gigazine.net/news/20230307-jack-daniels-whiskey-smog/)

実は当社でも同じような事例で相談をお受けしたことがあるんです。

食品工場や化学薬品メーカー、製造過程で酵母やアルコールを使用する工場の近隣の住宅、会社がカビの被害を訴えているというものでした。

 


 

カビは味噌やパン、醤油などの製造に欠かせないものであると同時に、健康被害や美観の損失にも繋がるカビ。私たち人間にはそんなカビを適切に対処しながら上手に付き合うことが求められます。

このようなニュースを受け、カビや衛生管理でお困りの方は世の中に多くいらっしゃるんだなということを再認識!より多くの方のお役に立てるよう、頑張りたいという思いが強くなりました。

当社は、全国あらゆるお客様から日々カビや汚れにまつわる相談をお受けしています。相談するのなんか恥ずかしいな…、見られたくないな…、知られるのが嫌だな…、そう思う方もいらっしゃると思いますが、いろんなカビや汚れを見てきているスタッフばかりですので、大丈夫です。お気軽にお問い合わせください。