プロジェクトパートナー様との合同勉強会が開催されました

先日、プロジェクトパートナー様との合同勉強会が開催され、私(営業管理部・森)も参加してきました。

今回の勉強会でご一緒させていただいたのは、株式会社ファイヴエーカンパニーさま。

東京都の世田谷区に事務所を構えられ、建物の総合的な清掃業務をされている会社さまです。

ファイヴエーカンパニーさまとの合同勉強会は2回に渡って実施されました。

 

 

 

 

1.勉強会の内容紹介

 

勉強会は下記の内容で実施しました。

 

●1回目(2021年1月21日)

 ・「こんな汚れ、どうやって落とすの?」「これ、なんの汚れ?」の検証や意見交換

例)シンクの水垢、トイレの尿石、ヒールマーク

 

●2回目(2022年5月17日)

 ・JMCP事業含め、カビや汚れについて

 ・過去の課題検証

例)臭気、色素沈着、早期再発

 ・勉強会1回目の続き

 

 

2.個人的に印象に残ったトピックをご紹介

 

2日間を通して学びの多い時間となりました。

その中でも特に印象に残ったトピックをご紹介します。

 

ー 水垢除去剤について

水垢は水道水の中に含まれる重金属(カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウムなど)が残留することで発生する汚れのこと。水垢除去剤によってどの成分の除去に向いているかが変わってくる。「水垢除去剤ですよ」と渡されて使ったけど効果がいまいちだった…という場合は、効く成分のミスマッチが起きている可能性がある。

 

ー 過去の事故事例について

危険な洗剤、液剤が世の中にはたくさん存在している。過去に死亡事故も起きている。とある歯医者が3才女児にフッ化ナトリウム(虫歯予防に使用される)でなく誤ってフッ化水素酸(死体処理や拷問に使用される)を塗布してしまい、その日の夕方に女児は死亡。

※八王子市歯科医師フッ化水素酸誤塗布事故:1982年(昭和57年)4月20日 発生

 

ー モップの生乾き対策について

モップの生乾きの主な原因となっているのは、雑菌や細菌、真菌。それらの菌の除去ができれば解決される。漂白剤、熱湯、アルコールが効果的。モップの除菌=漂白剤ではない。

 

ー 臭気対策について

臭気の対策方法は複数存在する。放置する・換気をする・大量の水で流す・触媒コーティングを施す・何かに吸収させる(脱臭剤)・マスキング(芳香剤)など。場面に応じて使い分けている。

 

このように表面的な洗剤や道具の使い方だけでなく、「どのような成分が含まれているのか」・「汚れの原因は何か」・「どんな危険性があるのか」まで学ぶことができ、知識を深めることができました!

 


 

今回の勉強会を通して、

清掃業は単なる力仕事、体力勝負ではなく、対象面の素材が何か、何の汚れがついているかを見極めること、そして液剤の成分、効果、危険性を理解することが重要だということを実感しました。

そして、同世代の皆さんの前向きな姿勢にも刺激を受けました。

講義の合間で交流もでき嬉しかったです^^

素材や汚れに関して、今後より一層勉強に励みたいと思います!